· 

インテックス大阪2024覚え書き

【当日の所感】

台風の影響で東海道新幹線が運休中とあって、お隣は左右ともに3, 4スペースは空いていました。遠方のかたは多数欠席を表明され、一般参加者も多くなかった印象です。

 

【当日の設営】

・本を立てておくスタンドを忘れ、段ボールでその場で自作した。全然お洒落ではなかったので、持っていった方が良いと思う。

・お品書きを印刷したが持参するのを忘れた。なにかこちらも飾れるような設備があるとよさそう。スタンドか、コルクボードか。

・敷布は表紙よりおとなしい色柄のほうが良い。

 

【事前の入稿】

・印刷所:オレンジ工房

 選んだ理由はインテックス大阪への搬入費用が無料だったから。頼んだセットは「小説本PPセット(表紙フルカラー×本文モノクロ)」、サイズは文庫、表紙カバーなし。9/1納期で依頼したら締め切り日が8/26と速い。さらに早めに入稿する約束で申し込むと、グッズを一部無料で作ってくれるのが売りらしいが、そのようなことは存じあげなかったし余裕もなかった。

・本文はPDF、表紙はPSDで入稿し、とくに問題なし。

・紙は表紙が「オレンジエンボス 180kg 梨地」、本文は「淡クリームキンマリ 72.5kg 」。手触りも良く開きやすいが、表紙の反りが目立った印象。ただマットPP加工自体は悪くなかった。羽部分は箔押ししてみたかったが解像度などに不安があったため、断念。

 

・全体のファイル名(※これに自分の名前をつける)に、本文PDF(今回のセットはひとかたまりのPDFで入稿するようにとの指示だった)、表紙画像PSDファイル、また見本画像を入れたmihonフォルダを入れ、アップロードすればそれで終わり。一太郎の場合、見本の画像ファイル名が一律image_(通し番号).jpgで出力されるため、一個一個手で印刷所希望の名前(通し番号.jpg)に直す手間がいった。

 

【本文作成】

・PDFは一太郎で出力。数字と字下げで多少の不備あり。

・一段組、18行×44字。本文の字のサイズは8.5ポイントにしたが、人に読んでもらうことを考えると小さすぎたかもしれない。ちくま文庫版の『マハーバーラタ』くらい密集している。

・ノンブルの章タイトル表示も含め、目次機能が非常に役に立った。ただし一太郎のノンブル機能は動かそうとすると激重なので気を付けるべき。

・フォントはしっぽり明朝でよさそう。かわいい。

・栄光印刷さんの「書体見本帳」おすすめです。フリーフォントを印刷するとどんな感じか手元で見られる。とくに濁点喘ぎを書きたい場合、とても便利だと思う。文フリでわたしはA5で買ってしまったので、通販でA6文庫版を買い直そうか迷っています。

・中扉機能はまったくわからないまま終わった。一太郎は謎が多い。

 

【表紙作成】

・表紙メーカーで落とした画像をCanvaで加工(色数を減らす)し、GIMPおよびibis paintでPSDとして編集保存した。

・iPadからPCに画像ファイルを共有する際はi-cloudを使用。勝手に縮小されるなどの問題なし。ただし少々タイムラグがある。

・上記のとおり解像度が心配だったので、表紙画像は大きめ(A5程度)に作成し、貼り付ける際に縮小。仕上がりとしてはまったく問題なかった。

・フォントははんなり明朝とはれのそら明朝を使った。

 

【そのほか】

・とにかく台風で焦った

・楽しかったのはコピ本の糸とじ作業、あるいはお品書き作成。他も楽しかったが、初めてだったのもあって不安が伴った。結局のところ私は完成図が予想できる物理的なハンドメイドやデザインが大好きだ。今度はシーリングワックスで結び目の糸をとめるなど、もうちょっと工夫できたらうれしい。